炎の雫。それは、火と水。
燃えるものと透き通るもの。
情熱と静かな心、といった相対するもの。
それでいながら人の心の奥深くに必ず存在する二つの面。
ひとりの人の中に同時にありながら、
ときには炎として燃え盛り、
ときには水の雫となって流れたり、
形を変えて現れてくるものです。
風を感じながら、音楽を聞いて、気に入った本のページをめくる、傍らには美味しい珈琲。
ゆったりとした時間を楽しんでください。
さらに「炎の雫」のもうひとつの顔は、発信する場であること。
時にはライブハウスに、時には映画館に、時にはミニギャラリーになります。
語りかけてくる鳥、虫、草や木々、その声を聴き、自然の力を感じながら、誰と出会い、何が生まれてくるか、胸ときめかせる、そんな場でありたいと思います。
2012年、東京・高円寺で生まれた「cafe 炎の雫 fire & water」は、生音ライブ、映画上映会、アート展示、イデアの雫(人と出会い話を聞く会)、ごはんの会(ユニバーサルな昼食会)等、さまざまな活動を行ってきました。
高円寺の混沌に何を投げかけ、何を受け取ったのか、自問しつつ、やってきた外房・太東。
この地で2015年秋、私たちは炎の雫の外房篇という新たな一歩を踏み出しました。
生音ライブ、映画上映会などのイベントを不定期に続けながら、東ティモールコーヒーを中心に自家焙煎してききました。
2020年からの数年間はコロナ禍で思うような活動ができませんでした。また、世界的なコーヒー価格高騰やコーヒー流通量の不足などの影響によって、東ティモールコーヒーの売り切れという事態を経験し、東ティモール以外のコーヒーも取り扱うようになり、自家焙煎を続けています。
今後のコーヒー業界はどうなるか、まったくわからないけれど、どうぞ今後とも、よろしくお願いします。
音・本cafe 炎の雫 水野たかし・佳